イニシャルサインについて

Q2. イニシャルサインについて教えてください。

イニシャルサインは、契約書のサイン欄にイニシャルのみ記入するものです。

イニシャルであっても、契約書の当事者本人がサインしている限り有効な署名となります。
英語圏では、名前の全部をきちんとしたスペルで表示するよりも、イニシャルや省略化されたサインで署名することが多く行われます。署名者が誰であるかについて裁判上争われる場合、本人による署名であるかどうかは、筆跡鑑定によって判断されることになります。日本の場合印鑑証明書により本人の印鑑であることを証明することはできますが(裁判上、実印による押印は本人による押印であることの推定がなされます)、印鑑の制度のない海外では公証人によるサイン証明によって当該署名が本人のものであるかどうかを明らかにします。

署名欄には、名前の全部を記載しながら(あるいは署名欄にもイニシャルを記載しながら)、契約書の署名欄以外の全てのページにイニシャルによるサインをすることがあります。これは署名欄のあるページ以外のページも一連の文書であることを明らかにし、署名欄以外の契約ページを後で差し替えられることがないようにする効果があります。
契約書のバインディングがなされる場合は、契約書の各ページを差し替えることは困難ですので、全ページにイニシャルサインをする必要はなくなります。署名欄以外のページにイニシャルサインをする場合、イニシャルと一緒に日付の記載がなされることもあります(例:2016/05/13 TK)。

契約書の全ページにイニシャルサインをした場合、それぞれのページについて両当事者のサインがそろっていない場合でも、一連の書類であることの証明として利用可能ですので、面倒であっても各ページにイニシャルサインをしておくことは有意義であると言えます。

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