公開日:2021/07/04 最終更新日:2023/07/06 言語について Language 目次Languageに関する契約条項の意味言語に関する契約書のサンプル Languageに関する契約条項の意味 日本語と英語など、複数の言語版の契約書が作成され、それぞれに署名がなされることがあります。例えば、当事者の所在地の政府に許認可の申請のために契約書を提出する必要がある場合などには、政府が現地の言語によって作成された書類しか受け付けないことがあります。そのような場合には、現地の言語を含めた複数の言語版の契約書を作成することが必要になりますが、言語の違いからそれぞれの契約書の内容が異なっていることもあり得ます。 そのような場合に、優先する言語を規定しておくことによって、言語の違いから生じる内容の齟齬の問題に対処することができるようになります。もっとも、必ずしもこのような規定が常に有効となるとは限りません。例えば、外国で合弁事業会社を設立する場合に、設立のために政府に届け出る会社の定款を現地の言語で作成しなければならないとすれば、合弁事業契約書上は英語を優先する言語としているとしても、実際に政府に届け出た現地語の定款の規定内容が、これと矛盾する英語版契約書の条項に事実上優先することになってしまいます。対策としては、予め、現地の言語のみではなく、英語による定款も作成して合弁事業契約書に添付しておくことなどが考えられます。 言語に関する契約書のサンプル This Agreement shall be executed in English and in Japanese, but in the event of any inconsistency between the two versions of this Agreement, English language prevails in all respects. (訳)本契約書は英語と日本語で調印される。本契約書の二つのバージョンの間に齟齬がある場合には、全ての点において英語版が優先するものとする。 条項の解説一覧に戻る
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言語について
Language
目次
Languageに関する契約条項の意味
日本語と英語など、複数の言語版の契約書が作成され、それぞれに署名がなされることがあります。例えば、当事者の所在地の政府に許認可の申請のために契約書を提出する必要がある場合などには、政府が現地の言語によって作成された書類しか受け付けないことがあります。そのような場合には、現地の言語を含めた複数の言語版の契約書を作成することが必要になりますが、言語の違いからそれぞれの契約書の内容が異なっていることもあり得ます。
そのような場合に、優先する言語を規定しておくことによって、言語の違いから生じる内容の齟齬の問題に対処することができるようになります。もっとも、必ずしもこのような規定が常に有効となるとは限りません。例えば、外国で合弁事業会社を設立する場合に、設立のために政府に届け出る会社の定款を現地の言語で作成しなければならないとすれば、合弁事業契約書上は英語を優先する言語としているとしても、実際に政府に届け出た現地語の定款の規定内容が、これと矛盾する英語版契約書の条項に事実上優先することになってしまいます。対策としては、予め、現地の言語のみではなく、英語による定款も作成して合弁事業契約書に添付しておくことなどが考えられます。
言語に関する契約書のサンプル
This Agreement shall be executed in English and in Japanese, but in the event of any inconsistency between the two versions of this Agreement, English language prevails in all respects.
(訳)本契約書は英語と日本語で調印される。本契約書の二つのバージョンの間に齟齬がある場合には、全ての点において英語版が優先するものとする。
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